支援に協力したいかた

ページID:E_01_1

支援に協力したいかた

当事者について

「犯罪被害者」と聞いて、まず何が思い浮かぶでしょうか。
悲嘆にくれる人?ショックで取り乱している人?ニュースで見かけた誰かの姿?
あなたは、初めて「被害に遭った当事者」と出会ったかもしれませんね。そして、こんな大変な経験をした人に、自分が適切に対応できるだろうかと不安になっているかもしれません。
でも、忘れないでください。あなたの前にいる方は、「犯罪被害者」という、まったく知らない何者かになってしまったのではありません。あなたの大切な友人が、隣人が、ショッキングな体験をした、ただそれだけのことです。
ショッキングな体験をした後なので、きっといつものその人らしくはありません。でもそれは当たり前で普通のこと。その人は、あなたがニュースで見た人じゃないし、なんとなく想像する「犯罪被害者という何者か」ではありません。以前から知っている、これまで親しく付き合ってきた、その人です。
「いつもと何が同じで何が違うかな、この人が今しんどいのは何かな」とアンテナを立てながら、これまでのあなたとその人との関係通りに、挨拶をしたり、話を聞いたり、お茶をしたり映画を見たり、または一緒に出掛けるのをやめておいたりしてください。あなたとの関わりの中で、その人が「ちょっと不安が和らいだ時間」を持つことができたら、それはきっとその人の、大きな支えになっていきます。

ページID:E_01_1