被害にあわれたかた

被害にあわれたかた

交通事故

いつもと変わらない朝、
あんなに元気な顔で出かけていったのに・・

事故の連絡を受けてびっくりして、病院に行ったり、警察に行ったり保険の手続きも必要で、 専門用語がたくさん出てきて、頭の中がもう真っ白で理解するのにも時間がかかってしまい、 何から手をつけたらよいのか分からない。

交通事故が毎日のように起きている日本には、交通事故に遭われた方、 またそのご家族を支える団体や、さまざまな制度があります。
それぞれの団体によりできることや得意なことが違います。 まずは今のあなたの困り事を私達に教えてください。

命の被害

そんなはずはない。何かの間違いだ。

今回のことを知らされて、まずそう思われたでしょう。

今もし病院におられるのなら、医師が絶対助けてくれる。 目を覚ました時のためにそばにいてあげなければ・・
そんな祈るような気持ちでいたのに・・
いったい何からどうしたらいいのか、途方に暮れておられるのではないでしょうか。

テレビや新聞の方が自宅に来るのも、きっと初めてのことでしょう。
身近な人に相談したくても、大ごとすぎて負担をかけてしまいそうで、ためらっていらっしゃるかもしれません。

こんな時に役に立つ、心の相談先から専門職の知恵を借りられる窓口まで色々と探しました。

望まないのにしなくてはいけないこと、非現実的なことがたくさんあると、それだけで人は疲れてしまいます。
どうしても無理がかかります。

窓口を頼り、色々な人の手を借りて、自分をいたわりながら1つ1つ進めていきましょう。

これからどうなるのかわからない

身体の被害

怖い思いをされましたね。
お怪我をされて今は、病院でお過ごしなのでしょうか。それともご自宅にいらっしゃるのでしょうか。 リハビリが始まった方もおられるかもしれませんね。

捜査協力や医療機関での手続き、そして相手とのやりとり。お体が大変な中、さまざまなことに向き合って いかなければなりません。
心身ともにお疲れがたまっているのではないでしょうか。お体もいつごろ回復するのか、ご心配でおられると思います。

皆さんがよく言われる困り事を参考に、お力になれそうな相談先を色々と探しました。
それぞれの専門家に、困り事に応じてご活用いただければ幸いです。

性被害・性暴力

あのとき、行かなければよかった・・・
 あのとき、行かせなければ・・
こんなことにならなかったのに・・

こんなこと誰にも相談できない。話したらきっと責められる・・
性的な被害に遭った方やそのご家族からよく聞く言葉です。

ショックなことがあった時は、そういう気持ちになりやすいのです。
性的なことを誰かに相談すること自体のハードルが高く、多くの方が孤独なお気持ちで苦しんでいます。
自分の顔を見せずに話せる電話相談で、その話をしてみませんか。

あなたは、悪くありません。少しだけ勇気を出してお話しください。

ワンストップ支援センターにまずは、お電話ください。
感染症や望まぬ妊娠から身を守るための手立てを提供する支援者も、 こころの痛みからの回復を支える支援者もいます。
自分の顔を見せずに話せる電話相談で、その話をしてみませんか。

一本の電話が、きっと、あなたを支える人に繋がります。

DV

暴力を振るわれたり、ひどいことを言われるのは、自分が悪いから仕方ない。
これくらいなら我慢、大したことじゃないよ、DVなんかじゃない。
そう思うことはありますか。

たとえ自分が悪かったとしても、大したことじゃないと思ったとしても、 本当はそれが辛いとき、人は諦めて我慢してしまいます。
そうしているうちに、本当に自分が悪いのかどうかさえ、わからなくなってしまいます。

あの人にも良いところがたくさんあって 「暴力さえ振るわなければ・・」と相手をかばう気持ちや 「私がいてあげなければ・・」と思う気持ちが、あなたを苦しめていませんか。
あなたがご自身の身の安全を確保することで、あの人も助けられるかもしれません。

あなたとあの人のために何ができるか、一緒に考えましょう。

ドメスティックバイオレンスとは

ストーカー

自分のプライベートが守られない状況が続くのは本当にお辛いですよね。

いつまで続くかも、どこまでエスカレートするかもよくわからなくて、 きっとすごく不安な気持ちで毎日過ごしていらっしゃるでしょう。
周りの人に相談しても、あまり親身になって聞いてもらえなかったかもしれませんね。

毎日の暮らしの中にあるストーカー問題に直面したとき、どんな時もまず大切にしてほしいのは、 自分の心と身体を守ること。

ストーカーに悩まされて辛い毎日が続く時は、一人で悩まないで警察に相談してください。 状況に応じてその他の機関も力になってくれるかもしれません。

どうしたらよいかわからない

虐待

これくらい、虐待とは言わないんじゃないだろうか。
お風呂とか洗濯とか、毎日しないだけだし。
たまには食事ももらえるし。
自分さえ我慢すれば、家族は幸せでいられるのだから。
自分が悪いのだから。家族を困らせたくないから。
ずっと、そう思っていたかもしれませんね。
完璧な人なんていないから、誰だって間違えることはあります。
もしかすると、あなたの家族は何か間違えたのかもしれない。
間違えたのかそうじゃないのか、みんなで考えるのは大事なことです。
誰かが間違えたなら、みんなでどうすればよいか考えましょう。
それでもまた間違えたら、また、みんなでどうすればよいか考えましょう。
みんなで考えるために、声をあげてください。
「たとえ我慢すべきでも、今は辛いから助けて欲しい。」と言ってください。

その他被害

なんであんな言葉を、あんな人を信じてしまったのだろう。
どうして途中でおかしいと思わなかったのだろう。
家族が知ったら怒るに違いない。こんなことになって恥ずかしい、人に知られたくない。
そう思っていらっしゃるでしょうか。
こんなふうに人の悪意にさらされるなんて、今まで考えてもいなかったという方がたくさんいらっしゃいます。あなたも、ショックで呆然としながらこのサイトにたどり着かれたかもしれませんね。
今まで考えてもいなかった、経験もしたことがないことが起きたのですから、自分でなにもかも対処しようというのは負担が大きすぎます。
いったい今何ができるのか、警察や法律家、そのほか色々な専門職や機関と一緒に知恵をしぼりませんか。きっと何か、できることがあると思うのです。

被害に遭った

思いもかけないショッキングな体験をされて、いったい何をどうしたらいいのか、考えがまとまらずにいらっしゃるかもしれませんね。
被害届を出すほどのことじゃないかもしれない。子どもも小さいし。
加害者と同じ性別の捜査員と話をするのが怖い。
知人・友人が加害者なのに、大ごとにするのは良くないんじゃないか。
被害について話すのが恥ずかしい。
自分に非があっただけなんじゃないか。自分が悪いんじゃないか。
いろんなことを考えて、届け出をためらう方がたくさんいらっしゃいます。
でも、届け出をためらう方のための支援の仕組みも色々あります。
今踏み出したらきっといつか、「あの時、自分はできるだけのことをした」と思えます。
まず何から手をつけるか、一緒に整理していきましょう。

被害を届け出た

被害届を出したけれど、本当にこれでよかったのかな。
大げさだったんじゃないかな。
証拠品って言われて預けたけれど、いつ返してもらえるのかよくわからない。
そんな気持ちになっていませんか。
慣れない手続き、慣れない用語、わからないことが多くて疲れますね。
届けてスッキリとはいかず、苦しいときもあるでしょう。
捜査員は、「どの方向からどのように考えても、被害者は悪くない」と確かめるために、色々なことを尋ねます。時には失礼な聞き方をされて腹が立つことや、「あなたが悪いんじゃないの」「合意があったんでしょ」と思われているような気持ちになるときもあるでしょう。
大事なのはそんな時、決してひとりで抱えこまないこと。
あなたを支える人はたくさんいます。みんなで一緒にやっていきましょう。

送検された

捜査員に根掘り葉掘り聞かれる日々がやっと終わったのに・・・
なんでまた呼び出されるの?どうして同じ話をさせるの?
警察で全部話したよ、もう思い出したくないんだけど!
多くの方がそうおっしゃいます。無理もないですよね。
でも、検察庁に届いているのはしょせん「書類とモノ」。細かいニュアンスはわかりません。
起訴・不起訴の判断をするのに、どうしても知りたいその「ニュアンス」、どうかもう一度教えてください。
もちろん、それがどんなに辛いことなのかは知っています。
ひとりで頑張る必要もないし、そうしてほしくはありません。
側で支える人がいます。一緒に歩いていきましょう。
時に、日本の法律が未熟なために起訴ができない場合もあります。
警察官も検察官も悔しくて泣いています。
当事者はもっともっと悔しいですよね。どうか、ひとりで泣かないで。
あなたの悔しさを、受けとめてくれる人がいます。

裁判が始まる

やっと起訴されて、これで解放!・・・だと良かったのに。
自分は悪くないのに、時間はかかるし手間もかかるし
裁判所まで遠くて交通費もばかにならない。
もう投げ出したい。そう思う時もありますね。
加害者がいる場所で証言するなんて怖い。
加害者に私の住所や名前が伝わったらどうしよう。
性的な被害のことを、どこまで人に聞かれてしまうんだろう。
加害者が裁判の場で好き放題なことを言って、私のせいにするんじゃないか。
そんな困り事、心配事も頭をよぎることでしょう。
そんなあなたのための制度が意外と色々あります。
「できるだけのことはやったから悔いはない」と言える未来のために、
今は人の手を借りましょう。

その後

頑張ったつもりだったけれど納得のいく結果は出なくて、
もう全部終わったのに、昔話にできない。
今服役している加害者が、いつ出てくるのか知りたい。
もう出ているのでは、報復されるのではと思うと不安でたまらない。
周りはみんな「昔のこと」っていうけれど、とてもそんな気持ちにはなれない。
思い出すと怖いし悔しいし涙が出る。苦しい。
裁判までほんとに頑張った。
なんだか気が抜けて、動けなくなってしまった。
いろんな気持ち、いろんな迷いがあると思います。
そんな時、どうしたらいいのかが見えてくるといいな、
そう思いながら色々な窓口を集めました。
裁判が終わっても、加害者が出所しても、あなたの人生は続いていきます。
そんなあなたに寄り添う人がいます。
一緒に歩いていきましょう。

どうしよう

どうすべきなんだろう。
どうしたらいいんだろう。
何しろ、初めてのことだから検討もつかない。
そんな方がたくさんいます。
何から話せばいいのかわからない
ちゃんと話せない、何を言えばいいのかわからない
そうおっしゃる方もたくさんいます。
まとまってなくても大丈夫、話せるところから話してください。
そんなあなたの話を伺いながら、どこに何を相談したらいいのか
一緒に考える窓口があります。

手続きを教えて

怪我の後遺症が残った時はどんな手続きが必要なの?
家族構成が変わった時の手続き、これで全部?
警察や検察、裁判所はもちろん、刑事施設にも被害者支援の制度があるの?
メディアの人が名刺を置いていったけど…。
事件や事故に巻き込まれると、思いがけない手続きが次から次に発生します。それでなくともショックで途方に暮れているのに、混乱の中次から次に、判断して署名して判断して決断して判断して説明されてまた判断して・・・
ふつうに暮らしていたら縁の無いような手続きでも、かならずその道の専門家がいます。あなたにとって不慣れな何かも、専門家にとっては「いつものこと」。ちょっとしたコツ、注意事項、そのほか色々スムーズに進めるための知恵を持っています。
まずは、力を貸してくれそうな窓口を探しませんか。

生活の不安

事件以来、体調が悪くて仕事に行けない。学校に行けない。
外出するのが怖い。
家に帰れない。
経済的な状況が大きく変わってしまった。
これまでのように暮らすのが難しい。
いったい何から手を付ければいいのかもわからない。
そんな時に必要な相談先を集めました。
まずは日々の安心と安全のために、今できることを考えましょう。

経済的な不安

今回の事件のことをインターネットで検索すると、
出るわ出るわ、根も葉もない悪口、煽るような言葉、加害者をかばう言葉、
いったいどこで調べたのか、顔写真も住所も出てしまってる。
こんなん状態じゃ仕事に行けない。学校に行けない。
外出するのが怖い。
家に帰れない。
生計を担っていたのに、働けなくなってしまった。
これまでのように暮らすのが難しい。
いったい何から手を付ければいいのかもわからない。
そんな時に必要な相談先を集めました。
お住まいの市町村にご相談いただくと、思う以上にいろいろな費用に対して補助が出ていることがわかります。
まずは日々の安心と安全のために、今できることを考えましょう。

経営支援

交通事故当事者向けの制度

子供への影響

子供が被害に遭ったけれど、どう支えていけばいいのかわからない。
家族が被害に遭ったことが、子供にどう影響するかわからない。
経済的な状況が変わって、進路を変更せざるを得ないかもしれない。
今は小さいけれど、いつかこの子も自分が、家族が何をされたか理解できる日が来る。
その時、周りの大人は一体何ができるのだろう。
そんな時、お子さんを、そして保護者である大人たちを、支える窓口が色々あります。
お子さんの暮らしを守り、未来を守るために、どうか手を伸ばしてください。 一緒に子供たちを守りましょう。

子供の怪我と後遺症

心身の不調

あれからずっと眠れない。
なんとか眠っても疲れが取れない。
何を食べても同じ味がする。
好きだったことも、もうどうでもいい。
被害現場には近寄れない。
外出するのが怖い。
加害者と似た人が怖い。
すごく怒りっぽくなった。
自分で自分のコントロールができなくなった。
昔みたいにできなくなった。
暮らしていくのに装具の助けがいる。
今までの家や車のままでは使いにくい。
すごく不器用になって、何をするにも時間がかかる。
誰も、わかってくれない。
誰も、信用できない。
今回のような出来事のあと、こころも身体もそれ以外も、
今までと違うところが色々でてきます。
きっと知恵を貸してくれる、そんな窓口を集めました。

捜査への不安

警察署や検察庁に何度も呼ばれて、でも行くのが辛くて
刑事とか民事とか証人出廷とか傍聴とか
今まで縁のなかった単語がたくさん出てきて
いったい何をしなければならないのかわからなくて
それを誰に聞けばよいのかさえよくわからなくて
分かっているのは、なんだか色々目まぐるしいのと
今やるべきことを全部はやれていないような不安と
これから何をすべきなのかわからない不安と
なんだか取り残されたような焦り。
そんな時に力になってくれる、色々な窓口を集めました。
もう窓口を精査する気力もない人は、どうぞ遠慮なくあいポート(052-232-7830)までご相談ください。

裁判への不安

裁判なんて、自分が関わることはないと思っていたのに。
ニュースで見たことはあるけれど、裁判所に足を踏み入れるのが怖い。
証人出廷って何を準備すればいいのだろう。
弁護士を雇うと高いと聞くけれど、どうしたらいいのだろう。
人の目にさらされたり、写真がメディアに出たりするんだろうか。
裁判が終わって、それから加害者はどこにいくの?
刑期を終えたら加害者はどこにいくの?
何を、誰に、どうやって聞けばいいのかわからない。
そんなあなたのための制度が意外と色々あります。
「できるだけのことはした」と言える未来のために、
専門家の知恵を借り、裁判に向かいましょう。

大変でしたね。お怪我はありませんか? 今いる場所は安全ですか?
こんな時には、何から手をつけたらいいのか、どこに何を相談すればいいのか、本当にわからなくて途方にくれてしまいますね。
自治体や公的団体、国家資格を持つ専門家の窓口を中心に、あなたのお役に立てそうなものを集めました。

  私が悪かったのに相談なんてできない
  誰も信じられない
  人に話したら責められる
  きっとわかってもらえない
  そうおっしゃる方もたくさんいます。
あなたもそうかもしれませんね。・・・こんな時は、そんな気持ちになるものです。
色々なことがあったのですから、そう思うのも当然です。
でも、きっとあなたを支えてくれる人達と出会えます。
私達に今のあなたのことを、教えてくださいますでしょうか。