支援に協力したいかた

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支援に協力したいかた

手助けする

事件後というのはとにかく忙しいものです。
想定外の用事が次々に出てきて、日程調整して、予定通りにいかなくて・・・
色々な書類の控え、手渡されるリーフレット、次までに目を通しておく資料があっというまに山と積みあがります。
そんな時に、ちょっとルーティンを肩代わりしてもらえると、ぐっと、スケジュールを組みやすくなることもあります。
なにより、「自分たち家族だけで頑張らなくてもいい」ということが、ご本人、ご一家の回復に大きく寄与することは言うまでもありません。

子供を預かる

今まで考えたこともないようなことを次々説明されて、渡された書類を読んで理解しなければいけなくて、よくよく考えて結論を出さなければならなくて・・・
あちらにもこちらにも連絡をして、あそこに行って手続きをして、こちらにいって資料をもらって・・・
そんなとき、普段からお子さんとよく顔を合わせたり遊んだりしている関係の方が、半日だけでもお子さんを預かってくださると、保護者の方もじっくりものごとを考えたり、すこし休憩したり、効率よくものごとを勧めたりする時間を確保できます。

子供を保育園や学童保育、習い事に送迎する

もし、同じ保育園に通うお子さんがいらっしゃったら、同じ習い事に通うお子さんがいらっしゃったら、あなたのお子さんと一緒に、被害に遭われた方のご家庭のお子さんも送迎してみませんか。
「警察にいかなくちゃいけなくて、帰りの時間がギリギリになる」というような時、お子さんの心配をしなくて済むと、気持ちに余裕が生まれます。
普段からお付き合いのある関係だからこそできる、被害者支援です。

代わりに買い物に行く

たいてい常備しているもの、例えば生理用品とか卵とか牛乳とか、または手軽に使えるちょっとしたインスタント食品とか、そういったものの管理が案外負担になっている場合があります。
あなたが買い物に行くときに、「牛乳ある?今日の午後スーパー行くけどついでに買ってこようか?」など、ちょっと時間の余裕をもって声をかけてくださると、切らしそうになっていることに気が付きやすくなります。
たとえ実際にはお買い物を頼まなくても、気にかけてくれる人がいて、切らす前に気づくきっかけがもらえたら、とても大きな被害者支援です。

食事の差し入れをする

直後から数日は、本当にいっぱいいっぱいで、自分がおなかをすかせているということにも気が付かなかったり、食事をとる時間になっているということが抜けてしまったり、気が付いても疲れ切ってしまって食事の支度をするのも買いに出るのもつらいことがあります。
それでも、人は食べずにいては体がもちません。何も手をかけなくても食べられるものが差し入れされると、おなかはすいたけれど用意する気力がないときなど助かります。
小さいお子さんや要介護の方がいらっしゃるときは、その方たちにも食べられそうなものを見繕えるとなお素敵です。
直後の時期に人に気にかけてもらったことは回復の過程で何度も思い出され、周囲に支えられながらなんとか歩いていく道を見つける助けになります。

いろいろな資料の整理をする

ご本人のことを気にしながら過ごしていると、思いがけずいろいろな「使えそうな支援の情報」に出会います。その「使えそうな支援の情報」のいくつかは本当に役に立つものでしょうし、いくつかは実際にはあまり役に立たないでしょうし、いくつかはカルトまがいです。
とてもつらいとき、カルトまがいの団体から差し出された手を頼ってしまうことがあります。
どうかそうならないよう、あなたが集めてくださったその情報もよく吟味して、ご本人がどんな団体の支援を受けているのか気にかけてさしあげてください。
必要なのは、「安心と安全と居場所」。
カルト団体はそれを提供することが得意なのです。
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