被害者やそのご家族の悲しみや苦しみを知るにつれ、自分自身が苦しくなってくることがあります。
過去に何か辛い思いをしたことを思い出したり、もし自分や家族に同じようなことが起きたらと不安に感じたりすることがあるかもしれません。
過度に警戒したり、イライラしたり、寝つきが悪くなったり、熟睡できなくなったりする可能性もあります。
状態が悪くなる前に備えておくことで、ご自身のメンタルヘルス（精神的な健康）を維持するようにしてください。
具体的には、
・犯罪被害者やそのご家族がどのような心理状態になるのかを知っておくこと
・自分が苦しさや悲しさを強く感じるのはどのような時か、その背景にどのような経験があったのかを知っておくこと
・一人で抱え込まずに、信頼できる仲間と気持ちを共有し、支えあうこと
・自分が安心できる人、大切に思う人とゆっくり過ごすこと
自分自身を守れないと、被害者やそのご家族を守ることはできません。
自分の気持ちに耳を澄ませ、ご自身が苦しくならない範囲のなかで、被害者やそのご家族と関わり、支えていってください。